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ママの活動を支えるしくみが、社会と売場をつないでいく
書店から広がった「ママサポーター」という共創のかたち
「えほんやさんMOE」の売場には、確かな力で支えてくれている存在がいます。
それが、“ママサポーター”と呼ばれる子育て世代の方たちです。
書店の中にある絵本グッズ売場「えほんやさんMOE」の支援から始まったこの活動。
現在では、売場づくりを中心に、弊社の商品の発信や表現、体験の場面にまで関わりの幅が広がっています。
書店から生まれた「支える」活動

ママサポーターの取り組みは、「売る」ではなく「届ける」ことに重点を置いています。
地域の書店を訪れ、売場の様子を確認したり、商品を見やすく整えたり。
忙しい店舗のスタッフに代わって、商品がきちんと届くように環境を整える。
それが、ママサポーターたちの最初の活動のかたちでした。
今では、こうした“細かなサポート”が、店舗とお客様をつなぐ目に見えない橋渡しになっています。
発信や表現の担い手として

ママサポーターは、現場だけでなく「言葉」や「声」、「写真」の中でも活躍しています。
- コラムを書く
→ 商品を使った感想や子どもとの体験を、自分の言葉で記事を書き、情報を届けるライターとして - 読み聞かせの声になる
→ 「おそらの絵本」などの音声ナレーションに参加し、自然な語りを届けてくれる読み手として - モデルとして登場する
→ 実際の親子で「絵本のつみき」や「絵本のくつした」などの商品撮影に協力し、プロには出せない親子の雰囲気を伝えてくれる存在として
ママサポーターたちの発信や表現は、企業が届けたい価値を“ユーザーの声”として言い換え、リアルな共感を生み出す、共感の架け橋になっています。
商品づくりの仲間でもあるということ

「絵本のつみき」「おそらの絵本」など、私たちの商品にはファンがいます。
そして、その商品に関わってくれているママサポーターも、単なるユーザーではなく、“一緒に育ててくれている人たち”です。
使い手としての声を届けてくれたり、写真に写ってくれたり、誰かに紹介してくれたり。
商品は単体で完成するのではなく、こうした人の関わりによって、“届け方ごと”つくられていくものだと、私たちは考えています。
「社会×ママ」の接点を増やす試み
ママサポーターという仕組みは、
- 育児中でも社会と関われる
- 商品をただ買うのではなく、伝える側にもなれる
- 誰かの役に立つ実感を、自分のペースで得られる
そんな「参加型の関係性」を生み出す一つのかたちです。
店舗、人、商品、発信――
あらゆるつながりの中に、ママたちの活動が自然に入り込み、社会と親子をそっとつないでくれている。
私たちは、ママサポーターとともに社会に貢献していきたいと考えています。
親子や母親層へのアプローチを考えるとき、
「一方的に届ける」だけではなく、「一緒につくり、伝える」方法があります。
ママサポーターの取り組みが、そのひとつのヒントになれば幸いです。