【日本刀のお守り】へし切長谷部

ミチカラ

風景・偉人・文化

新しい文明の開化により、

薄れていく古き良き日本の伝統を

いつまでも絶やす事無く、

なにげない日常生活に残していきたいと

いう思いを込めて・・・

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御神刀

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古くから、様々な形の護身用の

刀の事をさし、「厄を斬ち、運切り開く」

護符として伝えられています。

刀工集団 長谷部一派の始祖 長谷部国重

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鎌倉時代末期~南北朝時代の山城(※1)の刀工で、刀工集団 長谷部一派の始祖である。

相州伝(※2)と称される作風を確立し、多くの弟子を育成した、鎌倉時代末期の相模国(神奈川県)の名工【正宗】の高弟(※3)であり、正宗十哲(※4)の一人にえらばれている。

織田信長や黒田官兵衛愛用の【へし切長谷部】以外にも薙刀や脇差、短刀等、多くの刀を作製しており、それらの大半の物が、重要文化財、重要美術品となっている。

また、弟である長谷部国信も、正宗十哲(※4)の一人に選ばれており、上杉家御手選三十五腰(※5)の一つである【唐柏国信】や重要文化財に指定され【熱田国信】を作製している。

(※1)山城・・・京都府。
(※2)相州伝・・・日本刀剣史上もっとも著名な刀工の一人、正宗が確立した刀剣の作風
(※3)高弟・・・弟子の中でも特にすぐれた者
(※4)正宗十哲・・・鎌倉時代末期の相模国(神奈川県)の刀工 正宗の高弟といわれる10名の刀工。
(※5)上杉家御手選三十五腰・・・愛刀家で知られた上杉謙信の所蔵品から、上杉景勝が上杉景勝が特に気に入ったものを選抜した名刀リスト。

織田信長由縁の名刀 へし切長谷部(へしきりはせべ)

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刃長二尺一寸四分(※6)

製作当初は大太刀であったといわれているが、長い時代の流れの中で磨上げ(※7)られた為、大磨上無銘(※8)となってしまったが、

本阿弥光徳(※9)より長谷部国重の作と鑑定され金象嵌銘(※10)が茎に入れられた為、刀の裏面には【長谷部国重本阿】と銘が刻まれている。

へし切長谷部の名の由来は、戦国武将【織田信長】にある。

観内という名前の茶坊主(※11)が織田信長に失礼を犯した。

信長は観内を手打ちにしようと「へし切長谷部」を持って追いかけたが、手打ちを恐れた観内は台所の御膳棚の下に隠れてしまった。

棚の下では刀を振り上げて切ることが出来ず、仕方なく棚の下に刀を差し入れあてた所、たいして力を入れることもなく観内を胴体ごと「圧へし切って」しまったという。

恐ろしい程の切れ味からこの名がつけられた。なんとも第六天魔王と呼ばれ恐れられた織田信長らしい由来である。

その後、黒田官兵衛が小寺政職(※12)の使者として信長に面会した際、中国征伐(※13)を提案した褒美として織田信長から黒田官兵衛へ「へし切長谷部」が贈られたといわれている。

文献や史料ごとに伝承の異同はあるものの、その後、黒田家の家宝として長く大切に伝来された。

名物(※14)であり、現在は、国宝に指定されている。

(※6)刃長二尺六寸四分・・・約65cm
(※7)磨上げ・・・刀身が長すぎる為に茎の方から切り縮めて刀身全体を短くすること
(※8)大磨上無銘・・・磨上げを施したことにより、茎の銘が消えてしまった刀のこと
(※9)本阿弥光徳・・・日本鍛冶集や太閤御物刀絵図「光徳刀絵図」 の作者。豊臣秀吉から刀剣鑑定所を免許された鑑定士。
(※10)金象嵌銘・・・茎に金や銀などで銘文を入れた物
(※11)茶坊主・・・室町時代~江戸時代に存在していた職名の一つ。将軍や大名の周囲で、茶の湯の手配、来訪者の案内接待をはじめ、城中のあらゆる雑用に従事した。刀を帯びず剃髪していたため「坊主」と呼ばれているが、僧ではなく武士階級に属する。
(※12)小寺 政職・・・戦国時代の武将。小寺氏の当主。播磨御着城
(※13)中国征伐・・・織田信長が羽柴秀吉を指揮官として、宇喜多・毛利氏らの勢力圏である中国地方を攻めた戦いの事。
(※14)名物・・・日本刀においてとくに姿が優れているものを指す。

商品詳細

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へし切長谷部の指裏。刀身、形状、目釘穴、刀の裏面の【長谷部国重本阿】と銘までを再現しました。

台紙には、名の由来主である織田信長の家紋を彷彿させる木瓜紋を使用し、長寿吉兆の模様である亀甲文様を使用しています。

そして台紙の裏面には、刀の銘である「長谷部国重」と名物「へし切」が記載されています。商品の詳細をお求めの方はこちらからどうぞ

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