【日本刀のお守り】三日月宗近

ミチカラ

風景・偉人・文化

新しい文明の開化により、

薄れていく古き良き日本の伝統を

いつまでも絶やす事無く、

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いう思いを込めて・・・

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御神刀

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古くから、様々な形の護身用の

刀の事をさし、「厄を斬ち、運切り開く」

護符として伝えられています。

刀工集団三条派の始祖 三条小鍛冶宗近

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平安時代の山城三条(※1)の刀工集団。

日本の刀工集団として、名の伝わるものでは最も古い流派といわれている。

その多くの名工を世に送り出した三条の流祖【三条宗近】

天慶元年(938年)山城国に生まれ、公家(※2)の生まれでありながら刀工になった。

住まいは、粟田口三条坊栗田神社鳥居の北の竹林のほとり(現在の現 京都府京都市東山区粟田口鍛冶町)であり、

粟田口鍛冶町の佛光寺には古跡が建立され、粟田神社の末社に鍛冶神社が建立されるほど素晴らしい刀工だったといわれている。

著名作としては、

【小狐丸】・・・能の「小鍛冶」に歌われる伝説の剣。

“第66代一条帝(※3)がある夜、夢で三条宗近に剣を打たせよとのお告げを受けた。 一条帝は、直ちに使者に立て、勅命を三条小鍛冶宗近に伝えた。宗近は一条帝の守り刀という重大な仕事に対して、仕事に見合った相槌(※4)を振るう弟子が居ない為、合槌稲荷神社(現在の京都市東山区中之町)に一生一代の大仕事の大成を祈願した。すると合槌稲荷の狐が青年に変化し三条宗近の前に現れ、相槌(※4)を振って二人で美しい刀を打ち上げた”という話で現在も多くの方に愛される作品である。

【海老名宗近】・・・足利義政の佩刀であり、後に将軍 足利義輝の献上されたといわれている短刀。

他にも現存はしないが、源氏の【今剣】【薄緑】【静御前の薙刀】かの武蔵坊弁慶のる薙刀【岩融】も三条小鍛冶宗近の作品であると伝えられている。

上記の通り多くの刀や薙刀が著名作とし挙げられるが、三条小鍛冶宗近の代表作とされるのは、

【三日月 宗近】・・・天下五剣(※5)のなかで最も美しいといわれ、現在国宝に指定されている太刀。

(※1)山城三条・・・京都府。
(※2)公家・・・朝廷に仕える貴族、上級官人の総称。
(※3)第66代一条帝・・・平安時代中期の第66代天皇。
(※4)相槌・・・刀工が刀を鍛える時、師が槌(鍛冶の道具)を打つ合間に弟子が槌を打つ事をさす。
(※5)天下五剣・・・数ある日本刀の中で室町時代頃より特に名刀といわれた5振の名物の総称。【三日月宗近】【童子切安綱】【鬼丸國綱】【大典太光世】【数珠丸恒次】の5振。

天下五剣の一振 三日月宗近(みかづき むねちか)

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銘 三条 (名物 三日月宗近)

刃長二尺六寸四分(※6)細身で反りが大きく、極めて優美な太刀である。

刀身に鎬と反りのある形式の日本刀としてはもっとも古いものの一つであるといわれている。

天下五剣(※5)の中でも最も美しいとも評され、その素晴らしさは「名物中の名物」(※7)と呼ばれるほどである。

刃縁(※8)に沿って続く打除け(※9)が、たなびく雲に浮かび上がる三日月を思わせる所からこの名がついた。

三日月宗近の伝来については諸説あり、高台院から徳川秀忠に送られる以前の伝来については確定しておらず、確かな史料も少ないといわれている。

元々は日野権大納言内光(※10)所持していたとされ、

室町幕府第13代将軍 足利義輝が所持していたという説もあり、永禄8年(1565年)【永禄の変】義輝は三日月宗近を振るって奮戦したといわれている。

その後、豊臣秀吉に伝わり、秀吉の正室(※11)北の政所(高台院・寧子)が所蔵する。

寛永元年(1624年)に遺品として徳川秀忠に贈られ、以来徳川将軍家の所蔵となった。

1933年1月23日付で重要文化財(旧国宝)に指定され、1951年6月9日付で文化財保護法に基づく国宝に指定されている

太平洋戦争後に徳川家から金貸しを経て、他の個人所蔵家に渡るが、1992年当時の所蔵者から東京国立博物館に寄贈され、東京国立博物館所蔵となっている。
(※6)刃長二尺六寸四分・・・約80.0cm
(※7)名物・・・日本刀においてとくに姿が優れているものを指す。
(※8)刃縁・・・刃の縁の部分。
(※9)打除け・・・焼入れの際に刃の中に現れる模様の一つ。
(※10)日野権大納言内・・・光戦国時代の公家・公卿
(※11)正室・・・正式な妻

日本刀のお守り 三日月宗近

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三日月宗近の刀身、形状、目釘穴までを10分の1サイズで再現しました。

台紙には豊臣家の家紋である桐紋を使用し、功徳円満を表す吉祥の模様の紗綾型を使用しています。

そして台紙の裏面には、刀の銘である「三条」と名物「三日月宗近」が記載されています。
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